歯の神経をとったのに痛みがある|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

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歯の神経をとったのに痛みがある

歯の神経をとったのに痛みがある

歯の神経については以前の歯科コラム(歯の神経と治療方法 : https://idc-kodomo.com/blog/歯の神経と治療方法/)にてふれさせていただきました。

今回は歯の神経をとったのに痛みがあるという症状について解説したいと思います。

むし歯が大きい場合などに、やむおえず神経をとった。なのに噛んだら痛い、ひびく、治療中また痛む。このような症状は臨床上おこることがあります。

歯の神経をとることを抜髄(ばつずい)といいます。これは歯の内部に神経が通っているかなり狭い道筋があり、歯科用麻酔の後にそこにリーマー、ファイルといった細い歯科用治療器具を挿入し、神経をとり、清潔にするという治療です。

神経は歯の根の先の部分(根尖 : こんせん)で切断されることとなります。そのためものすごく細かい視野でみると、そこに傷をつけることとなります。ですので、治療後にその部分が痛むことがあり、神経をとったのになんだかまだ痛いなぁということになります。

またこの際に歯の根の先の傷の部分で炎症をおこすことがあり、噛んだ時の違和感や歯がひびくように感じたりといったことが起こります。

基本的に歯の根の治療中の歯は安静にすることが望ましいため、反対側の歯と当たらないよう調整しますが、食べ物などにより、治療中の歯に刺激や負担がかかりすぎると、炎症状態が続いてしまい、痛みがおさまらないことになってしまいます。

そのためこの抜髄処置においては、神経をとった後も数回は麻酔を使用し治療を進めることが多いです。

また歯の神経の処置に限らず、一度痛みが発現すると麻酔が効きづらくなること(痛みの閾値)が多く、処置前から必要に応じて麻酔をさせていただく方がベターであると思います。

本治療においては基本的に痛み止めも処方し、必要に応じて服用していただきます。

歯科治療自体細かいことが多いですが、中でも歯の根の治療はさらに細かい治療のカテゴリーに入ります。

歯の根の先はかなり見にくい、もしくはほとんど見えないエリアになるので、マイクロルーペや歯科用CTなどが有効となります。

当クリニックでは術後の痛みが続くようであれば、歯科用CTにてより詳細に歯の根の形態を診査、診断し正確な歯の根の治療を、こころがけています。

歯の根の治療は一本の歯に対して回数や時間がかかる治療です。早く治療が完了するにこしたことはありませんが、急がば回れという考えも大切です。

歯の根の治療は歯科治療の中でも再発率の高い部類ですが、できるだけそうならぬよう、正確な診断のもと治療させていただけたらと思います。

神経をとったのに歯が痛むという症状は先に書きましたことが理由としてあげられますが、基本的に炎症がおさまり、該当の歯の安静状態を保つことで、数日でおさまることがほとんどです。お困り際はご連絡いただければと思います。

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