インプラントは歳をとるとどうなる?|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

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インプラントは歳をとるとどうなる?

インプラントは年を取ったらどうなるんだろうか。インプラント治療を受けた場合、寿命や耐久性について気になる方は多いのではないでしょうか。天然歯と同じように適切なケアを行えば、長期間使用することが可能です。一般的にインプラントの寿命は10年以上とされており、長期間快適な噛み心地を維持することができます。しかし、寿命は患者さんの口腔内の状態や、適切なケアの度合いによっても大きく左右されます。そこで今回はインプラントの寿命に影響を与える原因や、寿命を延ばすために行うべきケアについて詳しく解説します。

インプラントの寿命について

失ってしまった歯を補う目的として、インプラント治療を希望する方が増加してきましたが、寿命があることを知らない方は多いのではないでしょうか。天然歯の代替物ではあるものの、人工物であることに変わりはないため、当然ですが使用できなくなってしまうことがあります。ここではインプラントの平均寿命や、入れ歯・ブリッジとの比較を紹介します。

インプラントの平均寿命

インプラントのメーカーや使用している材質によって多少の差はありますが、一般的に歯科医院で採用されているインプラントの平均寿命は、10年前後といわれています。この寿命の基準の差は、一般的には普段の生活のなかで使用していて、自然に外れてしまった状態のことを指します。また、上部構造と呼ばれる人工歯部分の消耗も、インプラントの寿命を判断するうえでは大切な基準になります。これらの消耗度合いを考慮したうえで考えられる寿命が、およそ10年前後です。

しかし、インプラント研究会のアンケート調査によると、20年以上経過して使用されているインプラント患者さんの割合が、全体のおよそ7割存在し、長期的に使えることがわかっています。初期費用こそ高額ですが、日々のケアや定期的な検診を行うことで、長い目で見ればコストパフォーマンスが高い治療であることがわかります。

入れ歯・ブリッジの平均寿命

入れ歯の平均寿命は4年〜5年、ブリッジの場合は7年〜8年程度で使用できなくなることが多いため、寿命の面ではインプラントが最も長いといえます。また、インプラントは天然歯に近いセラミック素材を使用することから、入れ歯やブリッジと比較して、審美性の高い仕上がりが期待できます。インプラントは入れ歯やブリッジと比べると、費用が高額になることがデメリットであるといえますが、長期的にみると経済的で見た目の美しさを保てるため、入れ歯やブリッジよりも優位性が高いといえます。

インプラントの寿命に影響を与える3つの原因

インプラントは、うまく付き合えば半永久的に使用することができます。しかし、使用方法や歯科医院の選び方を間違ってしまうと、年を取った時にインプラントの平均寿命よりも早く、脱落してしまう可能性があります。主な3つの原因についてふれたいと思います。

感染症の発症

年を取った時にインプラントの寿命を縮める主な原因は、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、顎の骨に定着したインプラントの周囲に炎症が起こる病気のことを指します。手術を行うときは、無菌やそれに近い環境で行われます。その理由として、切開した箇所には感染症を引き起こす菌が入りやすいため、清潔な環境での処置が必要です。また、手術で使用する機器の衛生面も徹底されています。しかし、何かしらの原因でインプラント手術した箇所に菌が侵入し、治療後に脱落してしまう恐れのある、インプラント周囲炎に感染する可能性があります。インプラント周囲炎は治療をうけた以上、無縁では過ごせない感染症です。定期的なメンテナンスをうけていれば、ある程度症状を防ぐことができますが、患者さんご自身の日々のケアが最も重要となります。

料金だけで歯科医院を選択する

相場の金額よりも安いインプラントの使用や、治療を行う歯科医師の経験値が浅いことが理由で、年を取った時に寿命が短くなることがあります。インプラント治療にかかる費用相場は、140万〜50万円です。歯科医院により多少の差はありますが、おおよそこれくらいの費用は必要かと思います。しかしなかには、110万円以下の料金設定をしている歯科医院もあります。いわゆる格安インプラントと呼ばれるものです。価格だけ見れば魅力的に感じる方も多いと思いますが、格安には格安なりの理由が存在します。例えば、使用しているインプラントが国内未承認であったり、問診やカウンセリングがなかったりと、およそ安全性が確保されていないことも珍しくありません。

インプラントに対して負荷がかかる場合が多い

歯ぎしりや食いしばりのように負荷がかかる場面が多いと、年を取った時にインプラントの寿命を縮める可能性があります。このような癖がある方は、寝ている間であればマウスピースである程度負担を軽減することはできます。しかし、普段から力仕事をしていて、歯を食いしばる人は要注意です。無意識のうちにインプラントに過度な負荷をかけてしまい、脱落の原因になります。インプラント治療前はもちろんですが、治療後に歯ぎしりや食いしばりをするようになった場合でも、できるだけ早く改善した方が良いといえます。