ホームホワイトニングの濃度|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

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ホームホワイトニングの濃度

ホームホワイトニングの濃度

低濃度のホームホワイトニングと比べて、高濃度のホームホワイトニングは本当に効果が高いのかと思われることはありませんか。今回は高濃度のホームホワイトニングの安全な使い方をご説明します。

高濃度ホームホワイトニングとは

日本で認可されているホームホワイトニングは10%過酸化尿素か6%過酸化水素(約17%過酸化尿素相当)です。アメリカでは過酸化尿素30%以上(過酸化水素14%以上)の高濃度のホームホワイトニングが販売されています。

高濃度ホームホワイトニングの効果

高濃度のホームホワイトニングは低濃度のホームホワイトニングに比べて短時間で歯を白くすることが可能です。そのため歯ぎしりなどで就寝時にマウスピースが装着できない方や日中に短時間でホワイトニングをしたい方には適していると考えられます。3540%のジェルは日中わずか15分で、通常46時間行うホームホワイトニングと同等の効果が得られます。ホームホワイトニングの欠点は、長時間、長期間自分で行わなければならない煩わしさと、その長い間、歯のしみに耐えて、ホワイトニング中は着色性の食品を控えなければならないなどの苦痛がありますが、高濃度ホームホワイトニングは、15分の我慢で歯を白くすることができます。

高濃度ホームホワイトニングの使い方

高濃度のホームホワイトニング剤は低濃度のホームホワイトニング剤に比べて薬剤濃度が高い分歯にしみやすくなります。また歯ぐきや喉などに薬剤が付くと痛みが出たり、ただれるなどの副作用があります。このため高濃度のホームホワイトニング剤を使用する際には薬剤が漏れないような高濃度専用のマウスピースが必要になります。使用時間も30分~1時間以内で就寝時使用はできません。ちなみに高濃度のホームホワイトニング剤は薬剤の分解が早いため、長時間使用しても効果は短時間使用時と変わりません。

高濃度ホームホワイトニングが向かない場合

抗生物質による歯の変色の場合、高濃度のホームホワイトニングを行うより、低濃度のホームホワイトニングで長時間、長期間行ったほうが効果は高くなります。また元々知覚過敏がある方はかなりしみる可能性が高くなります。

低濃度のホームホワイトニングは、処方箋のいらない一般のドラッグストアやスーパーマーケットで購入できてしまうため、歯科医院で行うホームホワイトニングの差別化のために、各歯科メーカーは新しく発売するホームホワイトニング製品の濃度をかなり高くする傾向にあります。

高濃度ホームホワイトニングの注意点

高濃度のホームホワイトニング剤の使用はマウスピースのデザインが違うため、使用する際には低濃度のジェルに使用していたマウスピースは使用できません。誤って低濃度用のマウスピースを使用したために歯茎が下がったり、歯の根が溶けてしまったなどの報告があります。使用に際しては必ず専用のマウスピースを作成し、歯科医師の指導のもと使用するようにして下さい。