無痛治療への試み(後編)
無痛治療への試み(後編)
前編からの続きです。
一言に歯科麻酔といっても実はいろいろなものがあり、使用する注射器、注射針、麻酔薬など多種多様です。
前編にも記載しましたが、麻酔針は細いほど痛くないです。針の太さはG(ゲージ)で表され、27G~34Gがよく使用されます。当クリニックではさらに細い35G針を使用しています。
一般的な針の太さによる使い分け
・極細の針 ワクチンやホルモンなど、投与が少量でよいもの
・細い針 筋肉注射や皮下注射など一般的に使用される注射針
・太い針 点滴などある程度の量を必要とする場合や、採血時に使用(採血は少量であっても採血時の陰圧で血球が破壊され成分の変性が起きてしまうためある程度の太さが必要)
・極太の針 輸血など一気に大量の血液を送り込む必要がある場合に使用
先程も述べましたように歯科麻酔では一般的には極細の27〜34G針が使用されますが、なかでも31Gあたりの針がよく使われています。痛みを与えないためには細い方がよいのになぜ、そうでないのでしょうか?
確かに細い針ほど痛みを感じませんが、手で薬液を送り出すタイプの麻酔器(手動型)では薬液を押し出す際に相当な握力が必要です。一般的に握力の低い女性の先生には不向きだと言われ、男の先生でも腕をプルプルさせながら麻酔しています。力いっぱい握るので急に薬液が入り込み逆に痛みを与えてしまう場合もあります。そこで合わせて使うのが“電動麻酔器“です。
モーターで麻酔薬を押し出しているために、ボタン一つで注入できて握力には左右されません。そしてこの電動麻酔器はコンピューター制御されており、麻酔注入時の圧力、速度、麻酔薬の使用量などをコンピューター管理で行っています。そのため、一気に麻酔薬を注入されて気持ち悪くなった経験のある方や高血圧で体に負担をかけたくない方などの管理にも応用しています。
このように麻酔時の痛みには最大限の配慮をしています。
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