トゥースウェア|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

トゥースウェア|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

トゥースウェア

トゥースウェア

今回はむし歯、歯周病に次ぐ第3の疾患と言われているtooth wear (トゥース ウェア)についてお話ししようと思います。
toothは歯、wearは衣服という意味以外に摩耗という意味があります。tooth waerという歯科疾患は、むし歯でないのに歯が溶けたり欠けたりする病気です。ひどくなるとしみたり、痛みが出ます。

トゥース ウェアの原因

・摩耗

歯磨きの圧が強いために歯がすり減ることです。歯ぐきが下がり歯根が露出すると硬いエナメル質ではなく象牙質のため、摩耗しやすくなるので注意が必要です。

・咬耗

噛み合わせによって歯と歯が接触することで歯がすり減ります。歯ぎしりや食いしばり、歯列接触癖(食べていないときに無意識に上下の歯を接触させ続ける癖)があると咬耗が起こりやすくなります。

・酸蝕

スポーツ飲料や炭酸ジュース、酢、柑橘類などの酸性の飲食物を習慣的に摂取していると歯が溶けます。逆流性食道炎や嘔吐による胃酸も酸蝕の原因になります。これから暑くなるとスポーツ飲料を飲む機会が増えると思います。摂取後は水かお茶ですすぎましょう。

トゥースウェアの治療

原因を特定し、除去することが1番大切です。
摩耗に対しては正しい歯磨き、咬耗に対してはナイトガードの装着など、酸蝕に対しては酸性飲食物の摂取制限が必要です。フッ化物で歯を強くすることも有効です。欠けてしまった歯はむし歯と同じようにプラスチックや金属の詰めもので治すことになります。歯が大きく欠け、痛みが出てくると、神経の治療が必要になることもあります。

 お口の中で、歯が平になってきた、欠けてきた、尖っている、歯ぐきの境目がへこんでいる、つめものが合っていない、つめものがよく外れる、噛みにくい、しみるなどの症状はありませんか。トゥースウェアは予防と早期発見が大切です。気になることがございましたらご相談くださいね。

監修者プロフィール

院長 石田嘉彦(いしだよしひこ)

院長
石田 嘉彦
(いしだ よしひこ)

いしだ歯科・小児歯科クリニック院長。2011年に国立九州大学歯学部を卒業後、九州大学病院口腔総合診療科に入局。その後、医療法人秀元会での経験を経て、2015年に同法人の院長に就任。2022年、大阪市住吉区清水丘に「いしだ歯科・小児歯科クリニック」を開業。患者一人ひとりに寄り添った診療と、予防歯科の重要性を重視し、「通っていてよかった歯医者さん」を目指している。

資格・所属学会

国際口腔インプラント学会インプラント認定医
かみ合わせ認定医
歯科臨床研修指導医
大阪府歯科医師国民健康保険組合住吉支部理事
京セラインプラントインストラクター
Study group DSR (Discussion group for surgery and restoration)(若手勉強会)ファウンダー
SAFE(Sharing All Failed Experiences)理事