顎が外れる!?
- 2022年12月6日
- 口腔外科
顎が外れる!?
顎 ( あご ) ははずれることがあります。
顎がはずれることを顎関節脱臼 ( がくかんせつだっきゅう ) といいます。
顎に限らず、関節は受けとめる側と入りこんでいる側とからなります。顎関節の場合、下顎頭という入り込む側が受けとめる側からはみでてしまったときに ” 顎がはずれた! ” ということになります。
顎関節脱臼を起こす時
・大きなあくび
・大きなものを食べる時
・習慣的にはずれやすい方
顎がはずれるとお口が閉じられなくなり、非常に強い痛みを感じることがあります。
自分自身で整復 ( 元に戻すこと) される方もいますが、無理な力がかかると下顎の骨にまで影響を及ぼす可能性があります。
なぜ外れやすくなるのか
①顎関節の骨の形態による場合
先にも記しましたように顎関節は受けとめる側と入り込む側とからなります。つまり谷と山からなります。噛み合わせの強さや、加齢、元々の骨の形態によっては谷が浅い方もおられます。そのような場合は外れやすいです。
②噛み合わせに問題がある場合
噛み合わせのバランスが悪いと顎が外れやすかったり、顎関節症のリスクがあがります。
③習慣的になっている場合
習慣性顎関節脱臼症(しゅうかんせいがくかんせつだっきゅうしょう)といいます。ひどい痛みを伴うことがあまりなく、顎が外れることが習慣的になっている場合です。
④外傷など
事故や顔面を殴打され外れることもあります。
顎が外れてしまった時の対処法
自分自身で治せる方もおられますが、こちらは③に該当する方が多いです。
一般的に顎がはずれると、痛みを伴い、口が閉じられないためびっくりされると思います。
早急に近くの歯科医院あるいは口腔外科を標榜している病院を受診しましょう。
下顎の奥歯に対して下方向に力をかけることで整復する場合が多いと思います。
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