金属床義歯
- 2023年8月28日
- 入れ歯
きんぞくしょうぎしと読みます。
入れ歯をご使用している方は、入れ歯を着けている時どのように感じておられるでしょうか。大きなものが入ったという異物感。厚みがあって舌に触り話しにくい。食事が味気なく感じる…など。日常的にいろいろ不具合を感じておられる方もいらっしゃると思います。
歯がなくなった分を補うため、歯よりも大きなものになるのは致し方がない点もありますが、金属床義歯にすることで、より快適な生活を得ることができます。金属床義歯の最大の利点は金属のフレームを患者さん個々の歯やあごの形に合わせて自由に設計できる点です。これにより入れ歯を安定させしっかり噛めること、残っている歯への負担を減らすことができます。また金属を使用することで厚みは約1/3まで薄くできるため、お口の中での違和感が少なくなります。熱の伝わりも良いため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、おいしく食事が楽しめます。金属床義歯は、破損したり、残っている歯が抜けたとしても修理・補修が可能で、永くご使用していただくことができます。
使用する金属にはコバルトクロム、チタン、ゴールドなど種類があります。特にチタンは使用できる金属の中でも軽く、アレルギー反応を起こしにくい点や、金属味がしないため食事にも影響しない点が優れています。今、ご使用になっている入れ歯に気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
※金属床義歯は保険適応外の治療となります。