要注意乳歯
- 2023年6月12日
- 小児歯科
学校歯科検診で「要注意乳歯」と言われたけどこれって何ですか?というご質問をいただきましたので、今回は要注意乳歯について解説します。
学校歯科検診は毎年6月30日までに行うよう規定されており、夏休みを迎える頃までに学校から歯科検診の結果を配布されたご家庭も多いのではないかと思います。
そのプリントの中に『要注意乳歯』という項目にチェックが入っていた場合、聞きなれない言葉でもあるため疑問を持たれるご家族の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『要注意乳歯』と指摘する歯の状態
要注意乳歯というのは、『むし歯ではないけどむし歯になりかけている』という意味ではありません。その場合はCO(シーオー)という表記を用います。要注意乳歯とはその乳歯の抜歯を検討する必要のある場合のことを指します。詳しくどのような場合か、以下に示したいと思います。
①乳歯が抜けていないのに、その後に生える永久歯が見えてきている。
②永久歯が見えてなくても、明らかに異常な位置から永久歯がはえてきそうである。
③乳歯が大きく動いており、抜けそうな状態である。
④乳歯が割れている。
⑤乳歯がきれいに抜けておらず、かけらや根が残っている。
⑥生え変わりの順番が異常で乳歯が明らかに遅くまで残っている。
このような場合、『要注意乳歯』として指摘することがあります。このいずれも歯科医院でしっかりと検査を行ってもらい、抜歯を慎重に判断する必要がある場合がほとんどとなります。『要注意乳歯』を放置してしまうと
要注意乳歯を残したままにしていると、その後生えてくる永久歯が『むし歯』になってしまったり、『歯並び』を悪くしてしまう可能性もあり、噛み合わせへの悪影響を及ぼしてしまうこともあります。そのため学校歯科検診の紙に『要注意乳歯』と指摘をされている場合、放置しておくことはよくありません。お子様自身は全く症状が無いことも多く、お子さまもご家族の方も気がついていないことも多くあります。
『要注意乳歯』を指摘された時の対応
要注意乳歯を指摘された歯の状態によっては、自然に抜けきれず長くお口の中に残ってしまっている場合もあります。そのため、大切な永久歯に悪影響が及んでしまう前に歯科医院を受診していただきたいと思います。要注意だから大丈夫かなと放置しておくことはよくなく、一生ものの大切な永久歯を守るために早めの受診とその後の適切な処置をおすすめします。
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