血糖値とは|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

血糖値とは|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

血糖値とは

抜歯や歯肉切開など手術と呼ばれる処置をする際は歯科医院でも血圧や血糖値、常時服用されているお薬をお伺いする場合があります。今回は血糖値について解説します。

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。血糖値が慢性的に上昇するもっとも代表的な病気が糖尿病であり、血糖値は主に糖尿病の診断や重症度あるいは血糖コントロール状態の評価のために調べられる検査項目です。また、糖尿病は発症初期では自覚症状がほとんどないため、早期発見を目的として健康診断などでも広く調べられています。一方、血糖値の低下(低血糖)では冷や汗、震えなどの症状のほか、重症な場合は意識障害も引き起こすため、これらの症状が見られた場合にはいち早く血糖値を調べることも少なくありません。

食事で摂取した炭水化物などが消化されてブドウ糖になると、小腸で吸収されて血液の中に入るため血糖値が上がります。すると、血糖値を下げるはたらきを持つインスリンと呼ばれるホルモンが膵臓から分泌され、そのはたらきでブドウ糖が細胞内に取り込まれて血糖値が下がります。しかし、何らかの原因でインスリンのはたらきが弱まったり、分泌量が低下したりすると、血糖値が高い状態が続いてしまいます。また、逆に筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンを分解してブドウ糖を作り出し、血糖値を上げるはたらきを持つグルカゴンと呼ばれるホルモンも存在します。グルカゴンも膵臓から分泌されますが、血糖値が下がるとグルカゴンの分泌がすすんで血糖値が上がります。

血糖値に関連する病気の中ではやはり糖尿病が多く、日本国内で糖尿病が強く疑われる人は1000万人にも上るとされています。重症化すると視力障害や神経障害、腎機能障害など重篤な合併症を引き起こすため、早期発見・早期治療が何よりも大切です。また糖尿病と歯周病は関係性があるといわれており、歯科の治療においても重要視される指標のひとつです。