甘いものばかり食べるとナゼむし歯になるの?
- 2022年12月4日
- 虫歯
甘いものばかり食べるとナゼむし歯になるの?
甘いものばかり食べているとむし歯になるよ!
誰しもが言われたことのある言葉でないでしょうか。甘いものを食べるとなぜむし歯になりやすいのかについて解説したいと思います。
スマートフォンに充電が必要であったり、自動車にはガソリンが必要であったり、モノにはなにかしらのエネルギーが必要です。
” 腹が減っては戦はできぬ ” といいますが、我々も食事をしないとエネルギーを貯蓄できません。
では、むし歯菌のエネルギーは何でしょうか。
それが糖です。甘いものには糖が多く含まれます。
そして、むし歯菌は糖をエネルギーとして酸を産生します。この産生された酸によって歯が少しずつ溶かされてしまうという理屈です。
つまり甘いものをたくさん食べると、むし歯菌を元気にしてしまい、結果たくさんの酸を産生させることになり、むし歯になりやすいというわけです。
甘いものでなければ大丈夫?
上記の説明では甘いものさえとらなければむし歯にならないのではないか?という疑問がでると思います。
甘いというのは味覚の問題ですので、糖に着目する必要があります。
つまり甘いと感じないものでも糖が多く含まれている食べ物もあります。
ですので、糖が多く含まれるものはむし歯になりやすいという認識になります。
では糖をとらなければむし歯にならないのか?となりますが、とういうわけにもいきません。我々の体は適切な量の糖も必要です。
過剰な量の糖はむし歯菌の活動を活発にしてしまいますが、仮に適切量であっても、ダラダラと食事をしたり、間食が多かったりすると唾液の分泌量が低下します。
唾液の分泌量が低下すると、お口の中が乾き気味となり、汚れがつきやすくなります。
また間食が多いと、お口の中の環境において、酸性状態の時間が長くなるため、望ましいことではありません。
仮に完璧な食生活を送っていたとしても歯磨きを怠っていては意味がなくなります。
むし歯にならないためのポイント
・糖はむし歯菌の活動を活性化させる
・糖をとらなければよいというわけではない
・結局のところケアは最も重要
・間食やだらだらとした食事は避けるべき
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