歯髄炎(しずいえん)|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

〒558-0033大阪府大阪市住吉区清水丘2-30-3 ZIOⅧ清水丘 1F

TEL06-6678-0822

WEB予約
ヘッダー画像

歯科コラム

歯髄炎(しずいえん)|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

歯髄炎(しずいえん)

歯髄とは、歯の中にある神経のことさします。

歯髄という歯の神経が炎症を起こしたもの

歯髄炎とは文字通り歯髄が炎症を起こしてしまうことをさします。では歯髄炎はどのようにして起こるのでしょうか。 

歯髄炎が起こる過程

最も多い原因はむし歯による細菌感染です。むし歯を放置すると、むし歯菌が歯を溶かしていって中にある歯髄まで、もしくは歯髄の近くまで到達します。そしてむし歯菌の作る毒素や細菌自体から感染を引き起こします。むし歯が軽度であれば歯髄を残したままむし歯を取り除き、つめ物やかぶせ物をします。むし歯が大きく、歯髄が感染している状態では歯髄を取らないといけません。

歯髄炎の種類と段階

歯髄炎には可逆性歯髄炎不可逆性歯髄炎があります。可逆性歯髄炎は症状としては冷たいものが少ししみる程度で、ズキズキ痛むとまではいかない歯髄炎の中でも初期の炎症です。この段階では歯髄を取る(神経を取る・神経を抜く)必要はなく、まだ回復する余地のある段階です。可逆性歯髄炎から炎症が進んでしまい、冷たい物や熱い物がしみる、何もしなくてもズキズキ痛むなど痛みの症状がはっきりと出てきます。この状態になってしまうと歯髄の損傷が広範囲で、自然に歯髄が回復することはないため歯髄を取らないといけないことがほとんどです。かなり大きいむし歯や、よほどの歯髄炎であれば残念ながら抜歯せざるをえない場合もあります。

歯髄炎を長い間放置すると

歯髄炎を長い間放置しておくと、歯髄が死んでしまいます。痛みなどもなくなるため、「症状がなくなった」「自然に治った」と思われてしまうこともあります。感染してしまった歯髄・壊死してしまった神経をそのままにしておくと、口臭が強くなったり、細菌が歯の根っこの方まで進んでいき、膿を作って歯肉が腫れたりあごの骨を少しずつ溶かしたりします。

歯髄炎の治療

軽度の虫歯による可逆性歯髄炎の場合であれば、原因であるむし歯を取り除き歯髄を残したままつめ物やかぶせ物をします。また不可逆性歯髄炎の場合は歯髄まで菌が感染してしまっているので、歯髄を取る治療を行います。歯の根っこの中で感染している歯髄や感染物をしっかり取り除き、洗浄・消毒をして綺麗にしていきます。これを根管治療とよびます。根っこの中を綺麗にする治療を数回行った後、もともと神経が入っていた部位は空洞になっているので、そこにお薬(防腐剤)を入れ、かぶせ物を作っていきます。

むし歯以外で歯髄炎になることも

上記のようにむし歯で歯髄炎になることが多いのですが、むし歯ではないのに歯髄炎になる場合もあります。それは、外傷といってむし歯のような細菌感染ではなく、ケガなどの物理的な刺激によって歯髄炎が起こります。転んで歯を強くぶつけてしまった場合や慢性的な歯ぎしりや食いしばりがある場合などがあげられます。不思議なことですが、歯髄は歯に強い刺激が加わると炎症を起こしたり死んでしまったりすることがあります。幼少期に転んで前歯を強くぶつけてしまって神経を取ったことのある方もおられるのではないでしょうか。また、ご自覚がなくても歯ぎしりや食いしばりをされている方は非常に多いです。歯ぎしりや食いしばりをしているからといって必ず歯髄炎になるわけではありませんが、マウスピースなどの予防策はとるべきです。

今回は臨床でも遭遇することの多い歯髄炎について取り上げました。気になる方はご連絡ください!

【大阪 歯科 いしだ歯科・小児歯科クリニック 大阪市 住吉区 住之江 長居 あびこ 我孫子道 堺 歯髄炎って 何もしなくても痛い 無痛麻酔 無痛治療 痛くない 表面麻酔 インプラント手術 インプラント 設備 完全個室 感染対策 術中管理 相談できる 相談しやすい 口コミ おすすめ やさしい】