歯科用ルーペって?
- 2023年1月31日
- 設備
歯科用ルーペって?
みなさんご存知の通り、歯医者ではむし歯や歯の根など非常に小さく細かいエリアの治療をします。
その際、治療の精度をより高めるためにルーペというものを使用しています。
人が裸眼で見える大きさは年齢によって変化しますが、0.1mm ~ 0.2mm と言われており、それ以下の段差やすき間、むし歯などは見逃してしまう可能性があります。
いしだ歯科・小児歯科クリニックではカールツァイスというドイツの光学機器メーカーの極めて高精度なルーペを使用しています。
目で見るという重要性
例えば、むし歯治療において“見逃がし“があれば、患者さんにいくら歯磨きをがんばっていただいても、むし歯が再発してしまう結果となってしまいます。精度の高い治療、かぶせ物、つめ物を制作していくためには、ただでさえ細かいお口のなかで、正確に形成や型取りをせねばなりません。歯科治療において、可能な限り見逃しをゼロにせねばなりません。
私自身は約5倍に拡大されるルーペを用いています。ただ単に小さいものが大きく見えるだけでなく、ルーペに装着されているLEDライトにより非常に明るく照らし出すことが可能です。もちろん診療台には明るいライトが設備されていますが口全体を面で照らすため、口の奥や歯の根の管を明るく照らすことは困難でもあります。このようにルーペは裸眼では認識しづらいものを大きく、明るく確認できます。
ルーペにも様々な会社のものが存在し、私も実際いろいろなものを試したことがありますが、カールツァイス製のルーペは全てにおいて高性能であると思っています。明るく大きく見えることも重要ですが、我々は毎日ルーペを装着し診療をおこなっているので、重さや窮屈さなどで体に負担がかかるものはあまりよくありません。
また最近では歯科用マイクロスコープというものが導入されはじめています。これは巨大な顕微鏡のようなもので、拡大率も25倍くらいまで拡大できるものもあります。
しかしながら患者さんも、我々歯科医師も姿勢が固定されるため、処置内容による使い分けが必要となります。
その点ルーペに関しては患者さんも歯科医師も姿勢が固定されることはありません。
処置内容によって使い分けが必要ではありますが、ルーペを用いて、見逃しのない正確な治療を提供することが、患者さんの利益になると考えています。
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