歯周病、正しい知識をお伝えします
- 2022年11月11日
- 予防歯科・クリーニング,歯周病
歯周病、正しい知識をお伝えします
歯周病、聞いたことはあるけど、実際どういう病気なの?このように思われる方も多いのではないでしょうか?
歯周病は歯槽膿漏(しそうのうろう)といわれることもある、主に歯ぐきの病気を指す病名です。
歯の周りには歯ぐきがあります。その境目には歯周ポケットという溝が存在します。
毎日食事をされるお口の中ですから、きちんと清掃(ご自身での歯磨きなど)されていないと、この歯周ポケットに細菌が住みついてしまいます。
歯磨きを怠ったり、正しく磨けていないと、細菌は繁殖してしまい、増えようとします。歯周病菌は恥ずかしがり屋なので、歯周ポケットの奥深くにもぐろうと、細菌を増やしていきます。
しかし歯ぐきも細菌を入って来させまいと抵抗し(体の防御反応)、細菌との距離を稼ごうとします。よく骨がとける、歯ぐきが下がる、歯が長くなってきたなどの表現を耳にしますが、これは細菌が顎の骨に到達しないようにするために働く体の防御反応なのです。歯周病菌自体が骨を溶かしているわけではありません。
爪で例えてみましょう!爪は伸ばすと当然汚れやばい菌がたまりやすくなります。短く整えておくとそのリスクは低くなります。これが歯周ポケットで言いかえますと歯周ポケット(溝)は浅い方がよいということになります。爪に関しては伸ばすことで、ファッションの一部としてきらびやかにされている方もいらっしゃると思いますが、歯周ポケットが深いことでおしゃれにつながることないと思います。
人のお口の中や歯並びは全く同じということはまずありません。そこで、皆さんにあった正しい磨き方をお伝えしたり、歯周ポケットを浅いまま維持し続けることが我々の仕事です。
汚れをとるだけでどうして何度も通院が必要なの?
どうして定期的に歯医者にいかないといけないの?
汚れをとる。正しく磨く。これはまさしく歯周病の治療です。
上記のような疑問をお持ちの方の答えになっていれば幸いです。
いしだ歯科・小児歯科クリニックでは歯周病リスクを軽減させ、お口の健康を維持し続けること【予防】に大きく重点をおいています。
歯は一生。歯周病学会認定歯科衛生士を携え万全の体制でおまちしておりますので、お悩みの方はご連絡ください!
※歯周病のお話は今後もコラムで続けていきます!
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