歯医者のレントゲン(CT)のお話
- 2023年1月19日
- 設備
歯医者のレントゲン(CT)のお話
歯科医院においてはレントゲンを撮影するにしてもいくつかの種類があります。
今回は歯科用CTについてご説明したいと思います。
(過去コラム→ https://idc-kodomo.com/blog/歯医者のレントゲン(パノラマx線撮影)/ )
CTというと、歯医者じやなくてお医者さんが撮るものじゃないの?と思われる方も多いのではないでしょうか?大きな病気やケガをした際に撮影をされたことがある方もおられると思います。歯科用CTはそんな医科のCTを歯科用、主にお顔やお口の中専用に改良したものです。コーンビームCTとともよびます。数十秒の撮影時間で、歯や顎の骨の状態を三次元的に把握できるデータが得られます。通常のレントゲンでは二次元的な情報しか得られないため、顎の形、歯の形態などを、三次元的つまり立体的に確認することができるため、診査、診断の精度が大きく向上します。
違いはあるの?
では医科用のCTと何がことなるのでしょうか?歯科用CTは、医科CTと比べると撮影時間が圧倒的に短く、X線を照射する部位もあご顔面領域のみであることから歯科用CTによる被ばく量は、医科の10分の1程度です。さらに歯科用CTは寝ながら撮影するのではなく、多くは立ったままかイスにすわる形式のものが多いです。
2Dと3D
パノラマやデンタルと呼ばれる撮影方法と大きく異なることは、歯や顎の骨の状態などを立体的つまり三次元的に確認できるということです。
またパソコン上で任意の方向から歯のはえている方向や顎の骨の形、大きさを確認することが可能であり問題となっている疾患の解決により近づくことが可能であると思います。
また親知らずの抜歯の際に神経や血管を損傷しないか、インプラントの際に骨の量は十分にあるかといったことを具体的な数値で確認できます。最近では歯の根の治療において根管という歯の神経通っている管が分岐しているのか、曲がっているのか、また歯周病においては溶かされた顎の骨はどのようにいびつになっているのかなどを具体的に知ることが可能です。
気になる被爆量
精密な画像・情報が得られる歯科用CTは、従来の二次元的なレントゲン撮影よりも被爆量が多くなるイメージがあると思いますが、実際はほとんどかわらず、0.05ミリシーベルト程度であり、飛行機でアメリカに行って帰ってくるよりも少ない量です。
だったら全部CT撮影したらいいんだ!というわけではなく、それぞれのレントゲン撮影方法には利点、欠点があり、また何に着目してレントゲンを撮影するのかといったことでも変わってきます。
いしだ歯科・小児歯科クリニックでは最新式歯科用CTを導入し、親知らずの抜歯を安全にできるのか、また安全なインプラント治療を受けていただけるのかといった際に撮影することが多いです。さらに歯の根の違和感がおさまらない場合などにも複雑な歯の根の形態を確認し、適切な治療をおこなうことで解決することもあります。安全で質の高い処置をみなさんに提供したいと考えています。
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