年齢別の仕上げ磨きのポイント
- 2022年11月14日
- 予防歯科・クリーニング,小児歯科
年齢別の仕上げ磨きのポイント
むし歯になってほしくない!仕上げ磨きしたいのに、どうやって磨けばいいの、嫌がるし…
テーマはお子様の仕上げ磨きについてです。
なかなか上手くできずに困っておられる方も多いと思います。
一般的に乳歯 ( 子どもの歯 )は生後半年後あたりに下の前歯から生えてきます。早いように感じられる方もいらっしゃると思いますが、その頃から仕上げ磨きは必要となってきます。
ではいつまでやるのか?
10〜12歳頃までは続けてくださいというのが答えになります。
仕上げ磨きのよいこと
・子どもさん自身で磨けない年齢のときは仕上げ磨きは必ず必要
・子どもさんだけでは落としきれない汚れを清潔にすることができる
・子どもさんに正しい歯磨きを教えることができる
・歯をしっかり磨けないといけないという意識づけができる
・いつ ( 例えば食後や寝る前に ) 磨けないといけないかという意識づけができる
・むし歯予防ができる
・子どもさんのお口のトラブルに気付きやすい
年齢別に考えましょう
・0歳〜2歳
やわらかいお口用ガーゼや乳幼児用の歯ブラシでかるく汚れを拭うことで、お口の中を清潔にするという習慣をつける
・3歳〜6歳
歯を磨くという習慣をしっかりとつけていく期間
6歳臼歯 ( ろくさいきゅうし ) という永久歯 ( えいきゅうし ) が生え始める時期であり、奥歯の磨きにくい部位もしっかりと汚れがとれているかチェック
・7歳〜10歳
どんどんと永久歯に生え変わっていく時期です
時間を決めてお子さんが磨き、その後に仕上げ磨きをしてあげてください
歯の生え変わり時期は汚れがたまりやすく、磨きにくい部位も一時的に増えるため入念なチェックが必要
・〜12歳
基本的にお子さんが磨き、問題なければチェックのみ
汚れがとれていない部位があるようであれば磨いてあげてください
( お子様の ) 姿勢
ひざの上に頭をおいてもらう、寝かせ磨きやきをつけの立った状態で大きくお口をあけて磨く立たせ磨きがあります。立たせ磨きは頭がぐらぐらと動かないそうそっとささえてあげましょう。
歯磨き粉の必要性
基本的に仕上げ磨きにおいて歯磨き粉は必要ないと考えています。
しっかりできたご褒美にフルーツフレーバーのフッ素含有歯磨き粉などは有効的であると考えています。
泣いて嫌がる…
泣くから…嫌がるから…という理由で仕上げ磨きをしなくていい!
とはなりません。とくに乳歯 ( にゅうし ) は永久歯に比べむし歯になりやすく、進行しやすい特徴があります。
しかしながら、保護者様の仕上げ磨きに対する関心は強く、年々乳歯のむし歯は減少傾向にあるという非常によいデータがあります!
対処法
・こんな時もあるとご自身をせめないでください
・0歳時からガーゼなどで慣れさせておく
・歯磨きの本や動画などで必要性を伝え、真似してみよう!と声かけをする
・お子さんの機嫌の良い時にタイミングをあわせる
・「ポケモンスマイル」という歯磨きアプリで楽しく歯磨きする
(https://www.pokemon-smile.jp)
※日本歯科医師会からの推奨のある歯磨きアプリです
磨き方のポイントやフロス ( 糸ようじ ) の使用法は今後コラムにて詳しく書きます。
仕上げ磨きはお父さんお母さんとお子様とのスキンシップにもなります。
イヤイヤから楽しい習慣になればと思います。
【いしだ歯科・小児歯科クリニック 大阪 住吉区 我孫子道 仕上げ磨き 嫌がる どうする フッ素】