子どもの歯科矯正のタイミング

うちの子の歯並び大丈夫ですか？ちょっと気になっていて…

このような質問をよくうけます。それだけお子さんの歯並びを気にかけておられる方が多いのだと思います。

今するべきなのか、いつするべきなのかについてお話したいと思います。

小児矯正をするべきかどうか

大人の矯正では成長が完了しており、それでいて歯並びが悪いということがほとんどで、スペースが不足しています。それゆえに歯を抜いてスペースを確保することが多いです。

小児矯正の場合はまだ顎の成長がすすむので、タイミングをあわせて顎を広げることが可能です。つまり、この先、スペースが不足しそうであるから、顎を広げ、できるだけ歯を抜かなくてすむようにという準備ができます。できるだけと書きましたのはどうしても抜歯を回避できないこともあるからです。

この先どうなるかを100%答えることはさすがに難しいです。

時期としては概ね6歳から12歳頃が小児矯正に該当します。

小児矯正のみで終了する場合もありますが、その後の大人矯正が必要な場合も多いです。

大人矯正に移行するとしても、極力大きな処置をしなくて済むようにというのが、小児矯正の位置付けであると考えますので、“やるべきかどうか？やるならいつか？“というご質問に対しては、上記であげましたお歳の期間はむし歯をつくらず、歯磨き習慣を確実にするためにも、定期的にチェックさせていただいたうえで、適宜、何が必要かをお子様やお父さんお母さんにお話できればと考えています。

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