入れ歯の取り扱いにはご注意を|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

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入れ歯の取り扱いにはご注意を

入れ歯の取り扱いにはご注意を

今回は入れ歯の取り扱いについてふれていきたいと思います。

義歯は食べ物の汚れだけではなく、歯と同じようにプラークとよばれる細菌の塊がつきます。義歯のプラークを放置すると、細菌が繁殖し、残っている歯のむし歯や歯周病の原因になるばかりではなく、口臭の原因になったり、カンジダ性口内炎によって歯ぐきの痛みの原因になることもあります。また、日本人の死因別死亡率、第4位である肺炎の原因にもなり得ます。コロナウィルスの問題以降、ウィルスや細菌に対する関心がかなり高くなっていると思います。

義歯においても、その取り扱いについて問題が生じることがあります。最近ご相談いただいたケースで申しますと、義歯が変色してしまったとの事。義歯を洗浄して義歯洗浄剤に漬けて殺菌をするのですが、菌を殺菌したいという思いが強すぎたのか、より菌を殺菌したいとの思いで義歯洗浄剤だけでなくアルコールなどの殺菌作用が強い薬剤で消毒してしまったとのことです。こうした場合義歯の劣化や変色を起こす場合があります。

義歯洗浄剤は義歯専用で作られたもので十分菌を消毒する作用があります。つまりそれ以上のことをされますと、悪影響が生じる場合があります。義歯の取り扱いは正しくおこない、清潔に保っていただけるとと思います。

また義歯洗浄剤については以前の歯科コラムでも少しふれましたが、さまざまな商品が市販されており、成分によって大きく過酸化物系、酵素系、次亜塩素酸系に分けられます。

 過酸化物系は、もっとも普及しているタイプです。発泡作用があり、泡の力で汚れや着色を取り除きます。殺菌力はそれほど強力ではありませんが、消臭作用にも優れています。部分入れ歯のバネ(クラスプ)が変色する可能性があるので注意が必要です。

 酵素系は、酵素の働きを利用して、細菌や食べかすのタンパク質を分解して洗浄するタイプです。入れ歯のレジンとよばれるプラスチック部分や、金属部分に及ぼす影響が少なく、安全性は高いのですが、漂白効果(ヤニや茶渋などの着色汚れを落とす効果)はほとんどありません。

 次亜塩素酸系は、入れ歯洗浄剤の中では最も殺菌力が高いタイプです。また、漂白作用にも優れています。その反面、洗浄力が強いために長時間入れ歯を浸し過ぎると、入れ歯を痛めてしまう可能性があります。

 浸潰時間は、15分のものから、一晩漬け置きというものまで様々です。一般的にはぬるま湯(40℃)の使用が効果的ですが、取り扱い説明書に従って正しくご使用ください。