メタルフリーのメリット③|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

メタルフリーのメリット③|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

メタルフリーのメリット③

一昨日、昨日に続き、メタルフリー治療のメリットについてです。最終回の本日はメタルフリー治療にはどのようなものがあるのかということを解説したいと思います。

金属を使わない治療の種類

・つめ物、かぶせ物、ブリッジ

e-max  :  イーマックスといいます。e-maxとはニケイ酸リチウムを主成分にしたセラミック素材です。正式名称はエンプレス・マックスであり、一般的にはe-maxと呼ばれます。審美性だけでなく耐久性や体への負荷が少ないこと、コスト面などいずれにおいても優れているとされており、バランスのとれた素材として注目されています。e-maxのメリットとしては従来のオールセラミックに比べて耐久性が高く、理由としてはその素材が柔らかすぎず、硬すぎないからです。天然の歯と嚙み合わせた場合、素材が硬すぎると天然の歯ばかりが一方的に摩耗していってしまいます。その点e-maxは天然の歯と同程度の強度であり、どちらか一方だけが摩耗していくことがないため、歯全体の耐久性を考慮した優れた素材といえます。
ジルコニア  :  ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工ダイヤモンドともいわれています。ジルコニアは主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。人工ダイヤモンドと呼ばれることからもわかるように、強度と耐久性に優れています。さらに審美性に優れています。ジルコニアセラミックですと、噛み合わせが強い奥歯や歯ぎしり・食いしばりがある人に使用しても、割れる心配はほとんどありません。もちろん、前歯にも使用できるので、汎用性に優れた素材と言えます。

・インプラント

インプラントは元来チタン性のものでありましたが、近年ジルコニアインプラントというものが開発されています。こちらは金属アレルギーがある方にも安心して使っていただける最新のインプラントです。天然歯と同じような白さなので、審美的にも優れているとされています。

・入れ歯

スマートデンチャー  :  金属の針金を必要としない特殊樹脂の入れ歯です。金属アレルギー以外にも入れ歯の金具が見えて嫌だと思われる方はおられるのではないでしょうか。そのような方にもピッタリの入れ歯です。

3回にわたりメタルフリー治療について解説してきましたが、歯科では金属で修復くるといった考えから、できるだけ金属を使用しないで治療をするべきだという考えに変化してきています。お口の中は患者さんそれぞれですので、気になる方はご連絡ください。最善の治療法をご提案したいと思います。