セラミック矯正
- 2023年7月11日
- 審美歯科
セラミック矯正
短期間で綺麗な歯並びと白い美しい歯を手に入れられることが人気のセラミック矯正。綺麗な歯を出来るだけ早く手に入れたい方にとって、時間をかけずに治療を完了させられることは魅力的でもあります。しかし、様々なニーズがあり人気のセラミック矯正ですが、メリットだけでなくしっかりとデメリットを理解した上で治療を行うことが大切です。今回は手軽なセラミック矯正について、メリットだけでなくデメリットや注意点について解説します。
セラミック矯正とは
セラミック矯正とはセラミックと呼ばれる被せ物(人工補綴物)を使って歯並びや歯の色、歯の形を改善させる治療方法です。
セラミック矯正のながれ
歯並び確認と仮歯作成の準備 : まず歯並び、歯の形や色を確認、ご自身でのお悩みや、希望を伺います。その際に、治療にかかる金額を確認し、納得していただいたあとでレントゲン撮影などを行い仮歯作成の前段階として、診断をします。むし歯など優先すべき処置がある場合はそちらを優先します。
仮歯をセットする
初回で型を取った歯をもとに歯並び改善後の模倣を確認します。その後、仮歯をセットします。
セラミックの歯をセットする
形態等に問題なければ最終的なセラミックのかぶせ物をセットします。数週間後、問題がないか確認します。
すぐに治療できないケース
むし歯治療などセラミック矯正よりも優先して処置する必要がある場合です。むし歯や歯周病の治療を先に行わないと、セラミック矯正で最も重要精密な型取りができません。
セラミック矯正のメリット
一般的な矯正治療と比較して短期間で治療が完了する : 自然の歯のように美しい見た目のセラミック矯正は、初診からセラミックのかぶせ物装着まで、1ヶ月〜2ヶ月で完了することが多いです。その後、痛みがないか、歯に馴染むかなどを見ていく必要がありますが、歯列矯正とは違い歯を移動させないため最短で自然に近い白く美しい歯と歯並びを手に入れることが可能です。
仮歯でセラミック矯正後の状態が確認できる : セラミックのかぶせ物を装着させるまでは仮歯をつけます。その仮歯を確認することである程度、治療後の歯の状態が確認できるため安心して治療に望むことができ、治療後もご希望に近い歯を手に入れることができます。
セラミック矯正のデメリット
健康な歯を削る必要がある : セラミック治療は基本的に歯の表面を適切な範囲内で削り、上からセラミック歯をかぶせる治療方法です。そのため大幅に削る場合には歯の神経を抜かなければいけないケースもあり、健康な歯を大きく削るのは将来的に考えるとかなりマイナスです。神経をとる場合がある : 出っ歯など大きく歯を削る必要がある場合は歯の神経をとる必要があります。神経をとることで歯ぐきが細ってしまったり、健康な歯の神経を取ることはとてももったいないです。
噛み合わせは治療できない : セラミック矯正はワイヤー型やマウスピース型の矯正とは違い、歯を動かして歯並びを改善する訳ではありません。したがって、前歯を微調整する程度の場合はあまり問題がありませんが、そもそも噛み合わせを治療したいのであれば、セラミック矯正による噛み合わせの治療はできません。またしっかり歯科医院を選ばないとセラミック歯を装着したことで噛み合わせが悪くなるということも生じてしまいます。
痛みが出ることがある : 歯を大きく削ることで冷たいものや熱いものを口にした際に歯がしみることがあります。そのために神経を取るのですが、歯科医師の判断で神経を取らずに大きく歯を削りセラミック歯を被せてしまった場合は数ヶ月歯に痛みが出ることがあります。
歯をたくさん削り、広範囲をセラミック矯正するというよりは、少数歯の気にされている箇所の治療にはおすすめの処置です。気になる方はご連絡ください。