ジルコニアって何?
- 2023年2月10日
- 審美歯科
ジルコニアって何?
ジルコニアとは歯の修復物(つめ物やかぶせ物)に使用する材料の一種です。近年注目を集めているセラミック治療のひとつであり、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高く見た目も良いとされています。
ジルコニア
人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が強い材質です。
日本においては2005年に厚生労働省の認可を受けた比較的新しい歯科素材ですが、歯のつめ物やかぶせ物だけでなくインプラントなど幅広く歯科治療において使用されるようになっています。
ジルコニアとセラミックの違いは?
ジルコニアって何?という方でもセラミックという言葉はご存知の方は多いと思います。セラミックはお茶碗のように食器などでよく使われる陶器のことで、歯科治療におけるセラミックも同じ陶材で作られています。
しかし、従来のセラミック歯には大きな欠点が1つありました。それは、金属に比べて割れやすいということです。とりわけ奥歯の治療や歯ぎしりをされる方にはセラミック治療はおすすめしづらいものでした。
ジルコニアはセラミックの一種であり”ジルコニアセラミック”とも呼ばれていますが、従来のセラミックと大きく異なるのがその強度です。ジルコニアは、金属と同等の強度があります。ですので、仮に負担の大きい奥歯であっても適用することが可能です。
ジルコニアのメリット
・むし歯の再発防止 : つめ物やかぶせ物の治療において注意するべきは2次カリエス、つまりむし歯の再発です。
むし菌は食べかすなどの汚れをもとに酸を産生することは以前のコラムでも触れましたが、金属は酸に弱くつめ物やかぶせ物との境に隙間ができてしまうことがあります。
一方ジルコニアがむし歯菌の酸で腐食することはありません。
・見た目がよい : ジルコニアの加工技術や色調の再現性も年々高度なものとなり、見た目を良くすることが可能です。
・メタルフリーという考え方 : ジルコニアだけでなく、セラミック治療全般に言えることですが、ジルコニアセラミックは生体親和性が高いと言われています。そもそも体に金属物を入れるということに抵抗がある方もおられるのではないでしょうか?またメタルタトゥーという歯ぐきが黒ずんでしまう原因とはなりません。
・強度・耐久性が高い : ジルコニアは、金属と比較して遜色のないきょうどをほこります。すなわち前歯から奥歯までご希望の歯に対して処置をすることが可能です。
ジルコニアのデメリット
保険診療で取り扱われていないため、自費診療となります。また強度が強いということは適切な噛み合わせの調整がなされていないと噛み合わせる側の歯がダメージを被ってしまいます。そのため、精密な噛み合わせの調整と定期的なチェックは必要であると考えています。
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