シーラントの解説(子供のむし歯予防)
- 2023年2月9日
- 小児歯科
シーラントの解説(子供のむし歯予防)
シーラントは子どもさんの歯のむし歯予防の方法の一つです。奥歯の噛む面にはデコボコした細い溝がたくさんあり、溝の奥までは歯ブラシは届きにくく、むし歯になりやすい部位です。
そのような細かい溝の中でむし歯菌が繁殖してしまわないように、レジンというプラスチック樹脂で埋める処置をシーラントとよびます。
シーラントで用いる材料にはフッ素が含まれており、歯の質を強化する効果も期待できます。シーラントで治療をすることが多い場所は、むし歯になりやすい6歳臼歯や乳歯の奥歯です。
通常は予防のために行う処置は保険適用外ですが、シーラントは保険適用となっています。しかしすでにむし歯になってしまった歯にはシーラントを適用できない場合もあります。
シーラントは何歳頃するべき?
子どもさんのむし歯予防のためにシーラントの処置をするとしたら、何歳ごろに行うのが良いのでしょうか。
シーラントの時期には乳歯から永久歯の生え変わりのタイミングも関係してきます。
シーラントを行う年齢の目安
・乳歯・・4~5歳頃
・6歳臼歯・・6歳頃
・永久歯の前歯・・7~8歳頃
・永久歯の奥歯・・9~12歳
おおよその目安であり、処置が必要か否かは歯科医師が判断しますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
シーラント治療の流れ
お子さんへのシーラントの処置は歯を削ったりするわけではないので、ある程度短時間で簡単なものです。
①歯のクリーニングを行い汚れを落とす
②歯にシーラントを接着させるための薬を歯につける
③シーラント剤を歯の溝に流し込み光を当てて固める。その後噛み合わせのチェックをする。
シーラント後の注意事項
シーラントは子どもさんのむし歯予防のために行うものですが、“これで磨かなくていい!“、“もうむし歯にならない!“というわけではありません。
・シーラントは噛む面や歯の横の溝に出来るむし歯は予防しますが、歯と歯の間などに出来るむし歯は防げないため、毎日の歯磨きなどのケアはしっかりと続ける必要があります。
・シーラントは次第にすり減ってきて半年くらい経つとかなり取れてしまうことが多いです。そのため、必要であれば半年後くらいにシーラントの処置をもう一度行う場合もあります。
がんばって歯磨きや仕上げ磨きをしていただいても、なかなか難しい奥歯のケア。気になる方はお問合せくださいね!
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