エムドゲイン
- 2023年6月6日
- 歯周病
歯周病が進行してしまうと、歯を支えている骨がとかされてしまいます。このことについては過去の歯科ブログにて解説させていただきました。歯周病で失った骨などの組織を再生する代表的な方法にエムドゲインというお薬を用いた治療法があります。ではエムドゲインとは何なのでしょうか。
基本的に、歯周病で失われたものを再生するためには、歯ぐきを切開して、感染源(歯石や歯垢など)を完全に取り除いた後に、近くから採取た自分の骨や人工骨で埋めたり、エムドゲインやリグロスなどの薬のようなものを塗布します。縫合糸で歯茎を元の状態に縫い、手術を終えます。うまくいけば数ヶ月経過すると歯の周りに再生が起こっているというのが一般的な再生療法です。
エムドゲインは歯周病再生治療の外科手術中に使用する薬のようなものです。実際のエムドゲインは豚の歯胚(歯が生える前に顎の骨の中にある状態ではの赤ちゃんのようなもの)の周囲にあるタンパク質(アメロジェニンが主成分)で、歯が生えてくる時に歯の根っこを作るのに重要な役割を担っていることが研究により解明されています。これを、歯の周りの骨(あえて骨と言いますが本来は歯周組織です)の再生に応用できるのではないかということで、使ってみると、もともと歯が生えてきた時にしか見られない組織が歯の周りに再生し、歯科領域で応用されています。すでに20年以上にもわたって使われてきました。
使用すれば骨が再生するというほど単純ではなく、歯科医師側の技量や患者さん側のセルフケアに対する意識が高くないといけません。
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