インビザラインGO
- 2023年8月27日
- 矯正歯科
インビザラインGO
本日日曜日はインビザラインGOというマウスピース矯正の一つのシステムに関する講習会に参加してきましたのて、これについて解説します。
インビザラインGOとは
インビザラインは、マウスピースを装着し歯の矯正をする治療法の1つです。数あるマウスピース矯正のなかでもインビザラインGOは、2018年誕生した新しい歯の矯正システムです。インビザラインGOは、奥歯の2本を抜いた10本の範囲内で矯正を行っていく方法です。また、インビザラインGOは、最新のシステムによりその日に歯の矯正ができるのかそうではないのかの適切な判断をすることができます。これは、従来の歯の矯正や一般的なインビザラインでは難しいという特徴があります。歯の矯正が実際にできるのかどうかをスグに知ることができるのは、インビザラインGOならではです。
インビザラインGOのメリット
マウスピース型で目立たない
透明なマウスピースをつけて矯正をするため、ワイヤー矯正に比べて外から目立ちません。他人にほとんど気づかれずに、歯の矯正ができるのは大きなメリットです。
取り外しができる
マウスピースで矯正するため、いつでも簡単に取り外しができます。 例えば、食事のときや大切な人と会うときだけマウスピースを外すことも可能です。また、マウスピースを外せるので、歯磨きも普段と同じようにすることができます。ワイヤー矯正の場合、ワイヤーの間にプラークなど食べカス等が付きやすく、むし歯のリスクも増えてしまいます。
ワイヤー矯正の場合、デコボコした装置やワイヤーでお口の中が傷つき、口内炎になるのがつきものです。でもインビザラインGoのマウスピースは、装着していてもお口の中を傷つけることはありません。また、矯正治療の痛みというのは、歯が動く際にも起こりますが、インビザラインGoによる矯正治療は、通常のワイヤー矯正と比べて歯が動く際の痛みが少ないと報告されています。
治療期間が短い
全顎矯正治療を始めると1年半~2年も治療期間がかかることが多いイメージだと思います。しかしこのインビザラインGOでは、奥歯の2本を動かさないため約半年以内に治療を終了することが可能です。
費用が全顎矯正よりも安い
全顎治療の場合、医院によりますが約80~100万ほど治療費がかかります。しかし、インビザラインGOは検査費など含め税込み40~50万で治療をすることができます。
最終的な仕上がりが事前にイメージできる
インビザラインGoでは、歯型のスキャンをしてコンピューターに取り込み、専用のシミュレーションソフトを使うことで歯が動いていくシミュレーションを事前に見ることができます。また、最終的なイメージな仕上がりを見ることもできるのも、インビザラインGoやインビザラインシステム独自のメリットです。
インビザラインGOの注意点
歯並びの状態によってインビザラインGOが適用できないことがある
インビザラインGoのマウスピース矯正は、前歯の軽度な歯並びの不正にのみ対応しています。そのため、オールマイティーな治療法ではなく、全体的な噛み合わせに問題があったり、前歯の歯並びの不正の程度がひどかったりする場合には適用することができない場合もあります。
決められた通り装着しないと効果がでない
マウスピース矯正は自由に取り外しができる点がとても便利で、それが大きな利点であると言えます。でも、歯の表面に装置を固定するような矯正治療とは異なり、ご自分で忘れずにしっかりと装着しておく必要があります。つけるのを忘れてしまったり、1日に20時間以上装着してもらう必要があります。1日の装着時間が短かったりすると、思うように効果が現れず、治療期間が長引いてしまうことになりかねません。治療を受けるからには、決められた装着時間をしっかりと守っていただく必要があります。