インビザライン(マウスピース矯正)におけるクリンチェック
- 2023年4月26日
- 総合
インビザライン(マウスピース矯正)におけるクリンチェック
インビザラインのクリンチェックとは、どのように歯が動いていくか知ることのできるシミュレーションソフトのことをさします。クリンチェックはさまざまなデータをもとに、患者さんの歯がどう動くかシュミレーションし、どのようなマウスピースを作製すれば良いかなどについて教えてくれます。クリンチェックが具体的にどのような時に使われるのか解説します。
クリンチェックで分かること
クリンチェックでは、お口の型取りの後、それを3Dデータ化するのとにより、矯正治療による歯の動きを動画でチェックすることができます。歯科医師だけでなく患者さんと一緒に「こうすればどのように歯が動く」ということが視覚的に確認できるため、大変便利で、患者さんにもどのような流れで歯が動いていくのかということを見ながら確認してもらえます。
矯正治療のゴール
クリンチェックでのシミュレーションは、最終的にどのような歯並びになるのかまできちんと確認、共有できます。
ゴールの形を視覚的に患者さんと共有していることで、今はなにをしているのかわからないといったことが軽減され、より明確な目標に向かうことができます。
治療期間
クリンチェックでは、その矯正治療にどれくらいの時間がかかるかも知ることができます。また方法をこのように行うと、どの程度時間がかかるなどの情報を加えたシミュレーションも可能となります。
歯を削る必要性の有無
顎のスペースが足りないと、歯がきれいに並ばないことがあります。そのためスペースが足りないと思われる時は、事前に歯の左右を削って少しスペースを作ることが有効となります。クリンチェックにおいてはデジタル的に分析し、どの程度削れば歯がきちんと並ぶかということについてシミュレーション上できちんと確認することができます。
マウスピースの枚数
このマウスピースの枚数で、どの程度動かすことができるかいうことも、クリンチェックで知ることができます。
歯科医師の調整も大切
クリンチェックはとても精度の高いシュミレーターですが、歯科医師の判断や調整もとても大切になります。シミュレーションはあくまでシミュレーションとして、最終的な治療方法や期間、マウスピースの枚数などは歯科医師が決定します。
インビザライン(マウスピース矯正)においては世界中ののべ1300万人のデータが蓄積されておりそのデータをもとに、歯の動きをシミュレーションしています。この人数が増えれば増えるほど、シミュレーションの精度は上がりということになります。
またクリンチェックはシミュレーターなので、いくつかのプランを作って何度もシミュレーションを繰り返すことができます。このように行えばこうなるということを、歯科医師が繰り返しデータを見て判断することによって、最終的にどのような治療法が一番ベストなのか知ることができます。大切な治療計画の判断材料といえます。
インビザラインのクリンチェックはシミュレーションとしてとても優秀であるという点だけでなく、それを動画として視覚的に患者さんと共有できるという点が大きな利点としてあげられます。どの歯がどのように動いて、どのような完成形になるのかついては、今までは歯科医師が経験や過去のデータ写真などを用いて説明するしかありませんでした。しかし動画を用いて説明できるようになったことで、より矯正治療に安心が得られるように思います。
気になる方はぜひご連絡くださいね!
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