きちんと噛むということ|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

きちんと噛むということ|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

きちんと噛むということ

きちんと噛むということ

以前に勤務していた歯科医院の院長先生がきちんと噛める口が健康をつくるというタイトルの書籍をだされていました。

今回はきちんと噛むということに着目しようと思います。

噛む効果

・噛むことにより唾液を出して消化を助ける
・顎の成長を助け、歯の強化の補助をする
・噛む刺激を脳に伝えて、認知症の防止をする
・ストレス解消

例えば野生動物は、歯がなくなるということは死に直結します。幸い我々人間は道具を駆使して食べ物を柔らかくして食べることができるため、縄文時代などと比べて噛む回数が著しく減っているようです。噛む回数が減ると唾液が減り消化不良や肥満の原因、唾液の減少からむし歯リスクや歯並びが悪くなるリスク等が生じます。一度口の中にものを入れて噛む回数は一般的に20回以上と言われています。ちなみにお食事の際に一度20回数えてみてください。結構多いなと感じられると思います。

昔はたくさん食べましょうと言われていたと思いますが、現代ではどちらかというと食べすぎないようしましょう、栄養バランスを考えて食事しましょう、と言われるような流れではないでしょうか。

またどうしても食べ物は好きな物に偏りがちです。炭水化物だけ、お米やパンだけといったように偏りはあまりよくありません。

また肉類や野菜類を食べようと思うと奥歯でしっかりすり潰せないといけません。

運動や力仕事をする際はどうでしょうか?ぐっと食いしばったり、噛み締めたりすることもあるかと思います。

その時に歯が無いとどうなるでしょう?食いしばれなかったら力がはいりません。特にトップスポーツマンの方で入れ歯の方はなかなかおられないように思います。つまり運動するにも歯やただしい噛み合わせは大切です。

さらにきちんと噛むことが認知症の予防となり得ることが示されています。噛むたびに噛んでるという感覚が発現し、その度に脳に刺激が行きます。噛むということを感じる歯根膜(感覚受容器といいます)は脳に対する刺激範囲が広く、なにかしらの理由で歯を抜かないといけなくなると、その感覚や刺激が減ってしまいます。刺激が減ることで、脳血流量が下がり認知症につながるとも言われます。

しっかりと噛めないということは誤嚥性肺炎という病気のリスクも高くなります。この誤嚥性肺炎は唾液や食べ物に含まれる細菌が肺や気道に流入してしまうことから起こる肺炎の一種です。しっかり噛めないと噛む回数が少なくなったり、舌や粘膜を動かす回数も減ってしまい、筋力低下が起こったりすることで、誤嚥性肺炎のリスクが上がるとされています。

このようにきちんと噛むということは全身の健康管理にも大きく関係してきます。噛み合わせが悪い、あるいは噛めていなくて困っているという方はご相談くださいね!

文献:辻野元博著 “きちんと噛める口が健康をつくる”

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