過去のつめ物(アマルガム)|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

過去のつめ物(アマルガム)|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

過去のつめ物(アマルガム)

過去のつめ物(アマルガム)

過去に治療した歯に、銀色のつめ物が入っている方はも多いのではないかと思います。これが何年も前のものだと、つめ物にアマルガムという金属が使われている可能性があります。アマルガムは環境への影響などが指摘される物質で、最近ではその除去を希望する方も増えてきました。そこで知っておいてほしいのが、アマルガム除去における注意点です。今回はアマルガム除去をお考えの方のために、その危険性について解説します。

歯のつめ物に使われるアマルガムの危険性

 アマルガムは歯のつめ物として広く使われてきた物質で、水銀を多く含んでいるのが特徴です。アマルガムに含まれる水銀は無機水銀といって、水俣病などで知られる有害なメチル水銀とは性質が異なります。しかし、アマルガムに含まれる水銀が溶けて少しずつ体内に蓄積し、健康被害につながる危険性を指摘する声もあるのは事実です。また、水銀使用が環境汚染につながること、金属アレルギーへの影響なども考慮され、現在アマルガムを使う歯科医師は私の知る限りいないのではないかと思います。海外ではその使用を禁止している国もあります。日本の場合は使用禁止にはなっていないものの、2016年以降は保険適用から外されており、保険診療の歯科治療の現場では使用されていないはずです。

アマルガム除去に潜む危険性

 水銀を含んでいるのなら、怖いからすぐにとってつめかえたいという方もおられます。また審美的観点から、アマルガムを取り除きたいと考える方もおられます。

アマルガムに含まれる水銀は、除去の過程で熱によって蒸気化します。蒸気化した水銀は簡単に体内に入り込まれてしまうという側面があります。このためアマルガムを取り除きたいとお考えの場合は、その危険性をきちんと理解し、適切な除去方法・対策を行っている歯科医院を探すことをおすすめします。気になる方はご連絡ください。

監修者プロフィール

院長 石田嘉彦(いしだよしひこ)

院長
石田 嘉彦
(いしだ よしひこ)

いしだ歯科・小児歯科クリニック院長。2011年に国立九州大学歯学部を卒業後、九州大学病院口腔総合診療科に入局。その後、医療法人秀元会での経験を経て、2015年に同法人の院長に就任。2022年、大阪市住吉区清水丘に「いしだ歯科・小児歯科クリニック」を開業。患者一人ひとりに寄り添った診療と、予防歯科の重要性を重視し、「通っていてよかった歯医者さん」を目指している。

資格・所属学会

国際口腔インプラント学会インプラント認定医
かみ合わせ認定医
歯科臨床研修指導医
大阪府歯科医師国民健康保険組合住吉支部理事
京セラインプラントインストラクター
Study group DSR (Discussion group for surgery and restoration)(若手勉強会)ファウンダー
SAFE(Sharing All Failed Experiences)理事