無痛治療への試み(前編)
無痛治療への試み(前編)
痛いのは嫌だ!これはヒトの本能であるため当然の感覚だと思います。そして歯科治療においては痛みをなくすために歯科用麻酔を使用するわけですが、その麻酔が痛いとなってしまいます…今回は歯科治療には欠かせない“麻酔“について解説します。
無痛歯科治療を希望される患者さんはおおくおられます。完全に無痛というのは患者さんそれぞれの感覚があると思いますのでなかなか難しいですが、麻酔後にいつ麻酔したの?と聞かれたりすると、こちらも嬉しいものです。
麻酔が痛い、嫌だと感じられないよう麻酔を痛くなくするための工夫をしています。
歯科麻酔時の痛みの要因
・粘膜への刺入時
・麻酔薬使用時の温度
・麻酔薬注入時の速度
・麻酔薬注入時の圧力
が主に痛みを左右します。
私も幼い頃歯科の麻酔が嫌で仕方なかったですが、どうやらひと昔前は比較的太い針で一気に麻酔を注入される事が多く、痛みを伴う事も多かったのではないかと思います。
当クリニックでは麻酔の針の刺入時の痛みに対してジンジカインゲル、リドカインテープといった表面麻酔薬を用います。
また麻酔針に関しては最細の35G(0.23㎜)の針を使用する事であのちくっとする痛みを極力抑える工夫をしています。ちなみに針の太さはゲージ(G)で表され、数値が大きいほど、針の太さは細くなります。つまり針が細いことは痛みの緩和につながると考えています。
また、麻酔薬は防腐剤が添加されているとアレルギーショックのリスクが高まるため無添加のものを使用します。そのため冷蔵保存が義務付けられていますが、冷えた麻酔薬は注入時に痛みを与えてしまうどころか、麻酔の作用時間にも影響を与えてしまいます。使用前には常温に戻し、使用直前には人肌程度に温めることでさらに痛みは緩和されます。
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