歯科放射線量のこと|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

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歯科コラム

歯科放射線量のこと|【公式】いしだ歯科・小児歯科クリニック|住吉区の歯医者・小児歯科

歯科放射線量のこと

歯科放射線量のこと

みなさんは歯科医院を久しぶりに受診した時やメンテナンス時に、お口の中全体のレントゲン写真を撮りましょう、年に一度、定期的にお口の中のレントゲン写真を撮りましょうと言われた経験はありませんか。今回は歯科放射線量についてお話しさせていただきます。

歯科医院で撮るレントゲンは安全か

歯科においてなぜレントゲン写真を撮るかというと、肉眼で見ることができない硬組織(歯、骨)の情報を得るために撮影します。歯科医院で撮影する大きなレントゲン写真もしくは小さなレントゲン写真も、実はその放射線量はほぼ同じです。例えば、集団検診で撮影する胃のレントゲン写真1枚は約4.1mSv であり、歯科はその100400分の1 程度で、自然界から1年間に受ける放射線(約2.1 mSv)のおよそ40~100分の1程度です。これらのことから、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。また、パノラマ撮影法は口内法とほぼ同量の線量で多くの情報を得ることができるので、初診時に撮影させていただくことが多いです。

防護エプロンにはどのような効果があるか

歯科レントゲン写真を撮影する際に用いる防護エプロンには鉛が入っています。撮影時に防護エプロンを着用することで、臓器への放射線被曝をほぼゼロにすることができます。放射線に過敏な部位(肺、胃、腸、精巣、卵巣など)を覆う形で防護エプロンは設計されています。また、防護エプロン以外にも、レントゲン室の壁やドアの中には鉛が使用されており、外部に放射線が漏れないように設計されています。

妊娠時のレントゲン写真

妊娠初期を含めた全期間を通じて、歯科医院で撮影するレントゲン写真は安全と言われています。歯科医院で撮影するレントゲン写真の放射線量は極めて低い上に、撮影部位は歯であり、腹部は鉛の入った防護エプロンで守られているからです。

レントゲン写真から得られる情報は、歯科治療において大変有用なものです。当クリニックでは、不必要なレントゲン撮影は行わないようにしており、良い治療を行うために必要最低限の範囲で撮影させていただきます。ご質問や不安を感じる場合はお気軽におたずねくださいね!

監修者プロフィール

院長 石田嘉彦(いしだよしひこ)

院長
石田 嘉彦
(いしだ よしひこ)

いしだ歯科・小児歯科クリニック院長。2011年に国立九州大学歯学部を卒業後、九州大学病院口腔総合診療科に入局。その後、医療法人秀元会での経験を経て、2015年に同法人の院長に就任。2022年、大阪市住吉区清水丘に「いしだ歯科・小児歯科クリニック」を開業。患者一人ひとりに寄り添った診療と、予防歯科の重要性を重視し、「通っていてよかった歯医者さん」を目指している。

資格・所属学会

国際口腔インプラント学会インプラント認定医
かみ合わせ認定医
歯科臨床研修指導医
大阪府歯科医師国民健康保険組合住吉支部理事
京セラインプラントインストラクター
Study group DSR (Discussion group for surgery and restoration)(若手勉強会)ファウンダー
SAFE(Sharing All Failed Experiences)理事