歯ぐきがチクチクするあの検査
- 2023年10月16日
- 歯周病
みなさんは、歯ぐきをチクチクする検査を受けたことはありますか。歯科クリニックで定期的に受診されている方は、ご存じかと思いますが、この検査で歯周病かどうか、あるいは歯周病の進行度合いを確認することができます。今回は、歯周病検査でもっとも基本的な検査であるプロービング検査について説明します。
プロービング検査とは
プローブという針状の器具を使用して歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの深さがどれくらいあるかを検査しています。プローブにはmm単位の目盛りがついており、その目盛りを基準に歯周病の進行状態を調べます。
歯周ポケットの深さと歯周病の進行状態
健康な歯ぐきの方は、歯周ポケットの深さが3mm以下であると言われ、4mm以上の方は歯周病と診断されます。歯周ポケットが深ければ深いほど、歯周病が進行しており、最終的には歯ぐきの中の骨が溶けてしまい10mm以上の深さになる方もいます。
歯周病の進行度の目安は下記の通りです。
0~3mm 正常値
4~5mm 初期~中等度歯周病
6~9mm 中等度~重度歯周病
10mm以上 重度の歯周病
また深さだけではなく、プローブを入れたときや外した後の出血も見ています。この出血は、検査中に歯ぐきを傷つけているのではなく、既に炎症が起きている部分をプローブで触った際に出血するかを確認しています。この他にも歯ぐきの弾力や色、歯垢や歯石の量などを確認しながら歯周病の進行状態を検査しています。
すでに歯周病と診断されている方でも、毎日のブラッシングと定期的なお口のメンテナンスを行い、規則正しい生活を送ることで十分に改善が見込めます。気になる方はご連絡くださいね!