インプラントを抜く必要がある場合
- 2023年7月16日
- インプラント
インプラントの細菌感染:インプラントは骨に埋めるものですが、骨は基本的には細菌感染に非常に弱いです。もし、インプラント自体に細菌が感染したり、もしくはインプラントと骨の隙間に細菌が入り込んだりすれば、化膿して膿を出したり、強い痛みをもたらしたりするようになってしまいます。こうしたことは、インプラント手術直後でもおこりうることですが、細菌感染が起きてしまった場合は、インプラントを取り除かなければならない可能性があります。
インプラント周囲炎:インプラントを入れた後、日々のお口のケアをしっかりとしていない、もしくは定期的に歯科医院でインプラントをメインテナンスしてもらっていない、など様々な理由で、インプラントの周囲の骨が吸収されてくることがあります。これをインプラント周囲炎といいますが、インプラントは、骨がしっかりしていないと支えることが出来ません。骨が吸収されてしまうと、グラグラとしてきてしっかりと支えられなくなります。ぐらつき始めると、そのインプラントは、残しておくことが厳しい可能性が高いです。
インプラントの破損:インプラントの人工歯の部分が破損したり、もしくはインプラントの根の部分が割れたりすることは、まれにあります。かぶせ物の部分であれば、その部分の補修だけで対応出来ることもありますが、そこが大きく破損してしまった場合、補修が困難ならインプラントを取り除かないと行けないこともあります。また、これは製造上の問題が大きいようですが、インプラントの根の部分が割れてしまうことが、ごく稀にあります。このときも、インプラントは取り除くことになります。
ご自身の歯でも抜かないといけない場合がありますが、インプラントにおいてもこのような可能性があります。気になる方はご連絡くださいね!