インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーとはインプラントを固定源にして維持をする事によって、力を入れやすくなり、噛む力が格段にアップするので、通常の総入れ歯よりも噛めるようになります。総入れ歯の場合、歯ぐきの粘膜だけで支えていますので、粘膜に負担が掛かってしまったり力が入りづらく、好きな物を食べられなかったり、お肉やお野菜が思う様に噛みきれないといったこともあると思います。
インプラントオーバーデンチャーが完成するまで
基本的なインプラントの場合は手術を行ってから3〜4ヶ月ほど寝かせ、骨とインプラントがしっかりくっ付いた事を確認してから入れ歯の作製に入ります。入れ歯の作製は5〜6工程ありますので、型取りを行ってから完成までは1ヶ月半〜2ヶ月位かかります。
インプラントオーバーデンチャーのメリット
・通常の入れ歯に比べて安定が良くなる
・総入れ歯の場合は粘膜で維持をするので負担が掛かってしまうが、インプラントで維持できるので粘膜の痛みを軽減できる
・インプラントの本数が少ないのでコストが抑えられる
インプラントオーバーデンチャーのデメリット
・インプラント費用と入れ歯の費用は別である
・噛む力が増すので入れ歯が壊れやすくなる
・噛む力がインプラントに集中するのでインプラントに負担がかかってしまう
・インプラントは歯周病のように骨が溶けてしまうと、抜けてしまう事がある
インプラントオーバーデンチャーが向いている方
・骨隆起(出っぱった骨)があり、通常の入れ歯が入れられない方
・入れ歯を小さくしたが不安定になってしまい、噛めない
・若い時に歯を失ってしまい、特に下の歯の歯茎が薄くなってしまった方
インプラントオーバーデンチャーの種類
ロケータータイプ
インプラント本体と入れ歯にボタンのような留め具を埋め込み、安定させます。埋め込むゴムは使っていくうちに劣化しますので、定期的に交換します。
マグネットタイプ
インプラント本体と入れ歯にマグネットを埋め込み、磁石の力で固定します。
インプラントオーバーデンチャーは総入れ歯でお食事に悩んでいる人にとても良い治療方法であると思います。メリット、デメリットがありますので、気になる方はご連絡くださいね!