混合歯列期の特徴
- 2023年5月29日
- 小児歯科
混合歯列期とは
子どもの歯だけで構成されている時期を「乳歯列期」、大人の歯だけで構成されている時期を「永久歯列期」と呼びます。そして乳歯と永久歯が混在している時期のことを「混合歯列期」と呼びます。乳歯の後ろから6歳臼歯が生え、その後に前歯から順に生えかわり、最後に6歳臼歯の後ろから7番目の永久歯が生えます。
最後の永久歯(第二大臼歯)が生えてくるのが12歳くらいなので、混合歯列期は6~12歳までの6年程度、継続します。だいたいでいいますと、小学校に入ってから卒業するまでの期間ですので、お口や身体の発育においても重要な時期です。
混合歯列期の特徴
・歯並びが安定しない
混合歯列期の歯並びは、基本的に安定しません。小さな乳歯と大きな永久歯が混在するだけでも、歯並びはデコボコになってしまいます。しかも、それぞれの永久歯が生え切るまでには、それなりの期間を要するため、歯並びが悪いと感じることが多くなります。しかしそれがすぐにでも矯正が必要となる状態かどうかは、検査をしてみなければわかりません。
・むし歯・歯肉炎になりやすい
混合歯列期は、大きさが不ぞろいの乳歯と永久歯が混在しているため、歯ブラシがすみずみまで行き届きにくい状態です。また生えたての永久歯は実はまだ未熟で、酸に弱く、生えてから2~3年はむし歯になりやすい為、注意が必要です。一人磨きを十分に行えない年代であるにも関わらず、磨き残しが多くなれば、むし歯・歯肉炎リスクも上がります。
・歯の生え変わりの遅れに注意
6~12歳までに生え変わる歯の順番や時期はある程度決まっているのですが、そこに大幅な遅れが生じると悪い歯並びを誘発してしまうことがあります。そのため混合歯列期はとくに定期検診等が重要となります。3~4ヵ月に1回は、歯科医院で異常がないか受診されることをおすすめします。
・6歳臼歯の重要性
特に気をつけたいのは「6歳臼歯」とも呼ばれる第一大臼歯をむし歯にしないことです。第一大臼歯は最初に生えてくる奥歯の永久歯であり、この歯の位置を目安に他の永久歯の位置も決まります。そのため、第一大臼歯がむし歯になると歯並びや噛みあわせが乱れるリスクが高まります。第一大臼歯は一番奥に位置しており、歯の溝が深いために磨き残しも多くなりがちです。小学校の高学年まで「仕上げ磨き」をしてあげるなどの重点的なケアが必要です。
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