歯科技工士さんとの会話にて
- 2023年4月25日
- 入れ歯
歯科技工士さんとの会話にて
歯科医院では歯科医師のみならず、歯科衛生士や歯科助手、受付など多くの役職があります。その中でもかぶせ物やつめ物、入れ歯などを作製する歯科技工士さんという仕事があります。
本日は診療後より歯科技工士さんとの打ち合わせで話し合った内容です。
入れ歯についての話をしておりました。もちろんお口の中は患者さんそれぞれで異なりますので、作製する入れ歯もひとつひとつが異なる物であり、ひとつひとつを歯科医師と歯科技工士が作製しています。
一例ですが、保険診療で作った入れ歯が不快なので、こちらの自由診療の入れ歯を作りたいということで来院される患者さんは結構いらっしゃいます。
われわれ歯科医師、歯科技工士は、今使われている入れ歯を見せていただいただけで、どれくらいのレベルの入れ歯であるか、どれくらい不快なものであるかなど、ある程度想像できるのですが、患者さんは、やはり実際に作ってみて、使われてからでないと、当たり前のことですが、なかなかご理解いただけません。
サンプルをひと目見て、見た感じでも良さそうな印象は持っていただけているのですが、実際に自分の口の中に入らないと、なんとも答えようがないというのが、本当のところだと思います。
丁寧に説明をさせてはいただくのですが、一人一人歯の形も大きさも違いますので、要は、作ってからの勝負になってしまいます。初めて入れた時の感想が、作り手の技工士としましては、一番楽しみでもあります。とのことでした。これは歯科医師としても同じです。
その時に、「保険の入れ歯とは、ぜんぜん違いますね。」と言われると、非常にうれしいです。作る前から、現在お使いの入れ歯を拝見して、きっとこれよりも喜んでいただけるだろうと予想してはいますが、改めて、そのお言葉を聞くと、ありがたいですし、あるいは、2回目の調整の時に、「1週間ほど使ってみて、前の入れ歯よりもぜんぜんいいです。」と言われたら、本当にうれしい限りです。反対に、良い仕事をさせていただいて、非常に感謝しています。
入れ歯に関するお話になってしまいましたが、自費診療で使用できる材料は保険診療のものとは大きく異なります。少なくともある程度ご希望にそえるものは作製できると思います。
保険診療で作られた入れ歯で少しでもお悩みの患者さんは、ぜひご来院くださって、ご自身に合った入れ歯を作製せれてみてはいかがでしょつか。歯科技工士とともにご納得いただけるものを作製いたします。