印象用トレー
- 2023年4月18日
- 設備
印象用トレー
今回は型を取る際に用いられる型取りトレーについてご説明したいと思います。
型取りトレーとは
かぶせ物を作成する際や入れ歯を作成する際は通常おおよそ人間の歯列の大きさに合わせて作られた金属のトレー(既製トレー)で型取りを行います。しかしながら患者さんのお口の形も様々です。場合によっては正確な型取りがしにくい場合もあります。
既製トレーでは型取りが難しい場合とは?
既製トレーでは型取りが難しい場合、個人トレーを使用します。型取りが難しい場合とは、どういった時でしょうか。具体的には歯がほとんどなく、顎の骨がなくなり、既製トレーでは精密な型取りができない時などがあげられます。
単体のかぶせ物をかぶせる治療で行う型取りの場合でも個人トレーを使用することもありますが、義歯のケースの方が多いです。
患者さん専用の型取りトレー(個人トレー)とは?
個々の顎の状態に合わせて制作されたトレーのことをいい、材料は硬いプラスチックでできた物 のことです。
メリット
・製作する入れ歯の設計にかなった型取りができる
・型取りの材料の厚みを均一にできる
・専用の材料を併用することで、適切な顎の状態を記録できる
型取りの圧をコントロールできる
デメリット
・既製トレーで型取りをして、模型にして作るため、来院回数が増える
作製手順(入れ歯の場合)
・既製トレーにて1回目の型取りをする
・模型の余分な部分を削り、適切な形にする
・入れ歯の外形を記入する
・その外形線に合わせてプラスチックの材料を伸ばしていく
実際の使用方法
・個人トレーを口腔内に入れ、痛む部分がないか確認する
・アルジネート印象材、あるいはシリコーン印象材を用いて型取りをする
型を取った後、模型にしたら、患者さんの口腔内が模型に正確にコピーされます。この模型を使い、最終的な義 歯の設計であったり、噛み合わせの記録の装置を作ります。
歯科のかぶせ物、義歯などは模型にして、はじめて技工士さんに患者さんの口腔内を伝えることができます。つまり模型は技工士さんへの情報の架け橋となります。綺麗な歯の形にしても、正確な型取りができなければ、無意味となってしまいます。
我々が作製するつめ物やかぶせ物はお口の中に入れる小さい物ではありますが、極めて高い精度が求められるものでもあります。正確な型取りを常に心がけています。
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