第二象牙質って?
- 2023年1月13日
- 虫歯
第二象牙質って?
第二象牙質とは、だいにぞうげしつと読みます。
今回は第二象牙質について解説したいと思います。
むし歯の治療を経験された方で、治療を終えたにもかかわらず、しみたり、痛みが出るといった経験をされたことはありませんか?
我々も日々むし歯治療をおこなっていますが、治療した歯がしみるんだけど、ちょっと痛い気がするなぁと不安気味におっしゃる方もおられます。
これは、第二象牙質が完全に出来上がっていないために起こる症状です。
むし歯ができた歯はむし歯となっている部分を削ります。
できるだけ神経を残すことを念頭に治療を行いますが、神経の近くまで虫歯になってしまうと、
その分削る範囲が大きくなりつめる材料も神経との距離が近くなってしまいます。
そのため治療直後というのは、虫歯を完全に取り切っていても、つめ物と神経の距離が一時的に近くなることでしみる、痛むなどの症状が出ることがあります。
基本的に虫歯治療をする歯には麻酔をすることが多いため治療中に痛みを感じることはありません。
しかし、むし歯を削ること自体が神経に近くなるので、削った時の振動や熱など外からの刺激によって神経が過敏になり、炎症を起こし、少しの衝撃が加わることにより痛みに敏感になると言われています。
ですが治療後、歯の状態や個人差はありますがおおよそ1〜2週間程度で、削ったところの神経との距離を確保するために第二象牙質というバリアがつくられます。これは人間に備わっている防御反応です。
第二象牙質ができることによってしみたり、
痛みが出るような症状はおさまっていきます。
特にむし歯の治療後に銀歯の詰め物をいれると、熱が通りやすく、暑い、冷たい物の刺激が神経に伝わりやすいと言った特徴があり、しみやすいです。
金属の詰め物を入れたばかりの頃は、極端に熱の通しやすい物や冷たい物のお食事は避けていただき、お食事をとられる方がよい場合もあります。
転んでケガをした部位のかさぶたをさわらずに安静にしていただくようなイメージです。
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