ジェネリック医薬品とは?
- 2023年1月12日
- その他
ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品。耳にされた方も多いと思います。今回はジェネリック医薬品について解説したいと思います。
近年、医療の高度化や急速な高齢化に伴い、家計に占める医療費の割合は年々大きくなっています。
医療費は、加入している皆さんが支払われている保険料で支えられていますので、このまま医療費が増え続けると、保険料額を上げる必要がでてくることになってしまいます。
そこで医薬品の単価を少しでも安くしようと注目されているのがジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品、どんな薬?
我々が患者さんに処方するお薬は医療用医薬品といいます。この医療用医薬品は先発医薬品と後発医薬品とにわかれます。この後発医薬品のことをジェネリック医薬品といいます。
何がちがう?
最初に開発されたお薬を先発医薬品といいますが、研究から製造に至るまでがとても長く、一般的に約20年もの時間と莫大な費用がかかっています。そのためお薬の金額は高くなり、開発費用などの回収のため、先発医薬品にはおおよそ20年から25年の特許期間がもうけられています。
その特許期間が切れた後に、そのお薬の情報や技術をもとにして他の医薬品メーカーが製造するお薬をジェネリック医薬品といいます。ジェネリック医薬品は、約3年から5年の期間で完成するとのことで、開発費用も先発のものよりもかなりおさえられるため、その分お薬代が安くなります。ジェネリック医薬品の価格は、先発医薬品と比較して通常3割から7割程度安くなると言われています。
安全ですか?
ジェネリック医薬品も先発医薬品と同じく、国の審査機関により厳格な安全性が確認された後、承認されます。
つまり、先発医薬品と同じレベルであることが証明されたお薬ということになります。ジェネリック医薬品は先発医薬品と同様に徹底された製造・品質管理が行われているため安全といえます。
また、ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分が含まれているので、同等の効き目があります。味や色を付けるための添加剤や、薬の形などは必ずしも同じという訳ではありませんが、ジェネリック医薬品は、最新の技術により、飲みやすさを配慮されたものが多いです。
なお、先発医薬品の特許が切れていない場合、ジェネリック医薬品は製造できないので、全てのお薬にジェネリック医薬品が存在するというわけではありません。
ジェネリック医薬品、理解していただけたでしょうか?一般歯科で処方されるお薬は痛み止めや抗生剤が大半ですが、みなさまの豆知識になればと思います。
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