子どもの歯が多くて気になる親御さんへ(過剰歯について)
- 2022年12月18日
- 小児歯科
子どもの歯が多くて気になる親御さんへ(過剰歯について)
子どもの歯が通常よりも多い・・・そんなお悩みをお持ちの親御さんはいらっしゃませんか?
過剰歯とは、通常の歯の本数よりも多く形成された歯のことで、口の中に生えてくるものと、顎の骨の中に埋まったままのものがあります。
過剰歯がよく見られる部位は上顎前歯部(上の歯の真ん中)です。過剰歯は通常の歯よりも丸みをおびており、大きさも小さい(矮小歯)ことが多いです。
過剰歯の原因
正確な原因はわかっていません。歯ができる前の状態を歯胚(しはい)といいます。この歯胚が過剰につくられたり、複数に分裂したりするためなどの理由が考えられています。
過剰歯の症状
骨の中に埋まったままの過剰歯は特に痛みなどを生じることはなく、無症状なことがほとんどです。そのためレントゲン撮影において偶然見つかったり、一部の永久歯の萌出(ほうしゅつ : 歯がはえてくること)のタイミングが遅かったりすることで気づく場合が多いです。
過剰歯を放置すると
・正中離開(前歯の間がすくこと)
・歯列不正(歯並びの乱れ)
このようなことが起こる可能性があり、審美的(見た目的な)問題が生じたり、噛み合わせの乱れが生じることもあります。
過剰歯の診査・診断
歯科用のレントゲン装置で撮影することで確認できます。これにより過剰歯の大きさ、形態、正確な位置を確認します。
過剰歯を治療するには
何も問題がないのであれば基本的に経過観察をします。正中離開や歯列不正の原因となっている場合には、患者さんのご年齢やタイミングをはかりながら、抜歯時期を考えます。
子どもの過剰歯
過剰歯が見つかった際は、抜歯によって過剰歯を取り除き、永久歯が生えてくる際に悪い影響を与えないようということを第一に考えます。
過剰歯が埋まっている場所や、周囲の血管や神経との位置関係によっては、抜歯が難しいケースもあります。
他の歯に影響がないと考えられる過剰歯は経過観察とすることが多いです。
お子さんの過剰歯を抜歯する際は、ご年齢、治療に対する協力度合い、本人の理解度などを考慮していく必要があります。
ご心配事はなんでもご相談ください。
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