気になる口内炎のなぜ
- 2022年12月17日
- 口腔外科
気になる口内炎のなぜ
お口のなかにもできものはできます。
口内炎とは、お口の中や唇、舌になんらかの炎症が生じ、粘膜に対して病変を生じるものをいいます。
その中でももっとも頻度の高いアフタ性口内炎について解説したいと思います。
アフタ性口内炎
口の中の粘膜にできる境界線がはっきりとした円形の小さい潰瘍で、表面が白か黄色の膜で覆われ、周りが赤くなった状態をアフタといいます。このアフタがお口の中にできるのでアフタ性口内炎といいます。
頬の内側や舌、唇の裏や歯ぐきにできやすく、痛みがあり、食べ物がしみます。通常1~2週間程度で自然に治りますが、繰り返しできるものは“慢性再発性アフタ(まんせいさいはつせいあふた)”といいます。
アフタ性口内炎の原因
お食事中などにどこかを誤って噛んでしまった際に傷ができてしまい、そこから感染し炎症を起こすことが多いです。
またお口の状態は体の健康状態をあらわすことが多いですが、免疫力が低下しているために生じることもあります。以下のような原因が考えられます。
・お口の中が不衛生である
・ストレスがある
・睡眠不足である
・食生活に偏りがある
どんな症状か
・痛い
・しみる
・食べ物が触れると痛い
・痛いので食欲が低下する
・唾液が増える
とくに言葉で上手く伝えられない乳幼児は食欲が低下したり唾液が増加したりということが観察されるので、注意深く見てあげてください。
どうやって治す?
お口の中に塗っても問題のない軟膏やうがい薬の処方で概ね1〜2週間で治癒します。アフタを刺激するような食べ物はさけ、バランスのとれた食生活、ストレスを溜めすぎない生活を心がけていただきたいです。
アフタ性口内炎はビタミンB群と鉄分の不足に起因しますので、それらを補うサプリメントも有効であると思います。
先述しました慢性再発性アフタの場合は慢性的な刺激が関与している場合もありますので、様子を見て改善しないようであれば歯科医院を受診してください。
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