お子さんへのしつけとごほうび
お子さんへのしつけとごほうび
何かを頑張ったからおもちゃを買ってあげる、宿題ができたらゲームをしてよいなど何かができたら、あるいは終わったら何かを与えるといったことを子どもさんに言われたことのあるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。
例えば宿題ができたらゲームをしてよいという例では、本来せねばならない宿題よりもゲームをしたいということに目的が向いてしまい良くないのではないかという見解もあります。ではごほうびを与えることは子どもさんにとってよくないことなのか。今回は考えてみたいと思います。
ごほうびと言えば、何かをすれば何かがもらえるといったように、何らかの行動に対して報酬をもらうイメージです。子どもさんに限らず大人の世界でも、多かれ少なかれそういったことは日常的にあるかと思います。
ごほうびとは、人にどんな影響を与えるものなのでしょうか。また、しつけとしてごほうびをあげることは、あまり良くないのでしょうか。
専門家によると、ごほうびによる影響は、その与え方やその子どもさんの性格によっても変わるので、一概に良い、悪いと言えるものではないとのことです。
ごほうびはお小遣いといった物理的なものと、褒めると言った精神的なものの2種類に分かれるようです。
ごほうびはあげ方によって、子どものやる気を向上させることも低下させることもあり、大切なのは、ごほうびをあげたときの子どもさんの様子をちゃんと見ておくことだそうです。
子どもさんの性格はそれぞれで、やる気を高めるために褒めるお父さん、お母さんもいれば、逆に褒めると恥ずかしがるので、あえて褒めすぎないこととされている方もおられるかもしれません。つまりお子様の特徴を理解して、様子をみながらごほうびの頻度や価値を適切に判断する必要があります。
物理的なごほうびが子どもさんのやる気を向上させることはよくあります。
お手伝いをしたらお小遣いをあげるとか、習い事にちゃんと通えたら何かを買ってあげるといった“これをやったらこれをあげる“というごほうびがきっかけで始めたことでも、やっていくうちに子どもさん自身が面白いな、もっとやりたいなと思えるようになれば、その先にあるごほうびが目的でなく、本来のやるべきことに集中できるのではないかと思います。
ポイントは約束を守るということです。
何かをしたらの部分がおろそかになっているにもかかわらず、ごほうびをあげるべきではないですし、約束の基準が浅くなってしまいます。
また親の行動も重要であり、親としても約束を守ることは非常に重要ですし、子どもさんは必ずみています。
ごほうびは、うまく使えれば子どもさんの“自分の中から出てくるやる気“を生むきっかけになりますし、どんなごほうびが我が子を生き生きとさせるのかよく見てあげること、また結果的に本来目的とすることへの興味関心へとつながるようにコントロールすることが大切なのではないかと考えています。
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