お口の中の痛み止め(飲み薬)
- 2022年12月13日
- その他
お口の中の痛み止め(飲み薬)
むし歯による痛み、親知らずなどによる歯や歯ぐきの痛み、抜歯後の痛みなど、お口の痛みは様々なところに潜んでいます。そのような時、一時的に処方される痛み止め。ドラッグストアでもかなり多くの種類が販売されてされていますが、痛み止めの種類などについてご説明します。
歯科でよく使用される痛み止めには以下のような種類があります。
・ロキソニン
・ボルタレン
・カロナール
どれも聞いたことがあるくらいに有名なものではないでしょうか。
(余談)
薬というのは面白く、例えばロキソニンは商品の名称であり、ロキソプロフェンナトリウムを主成分としています。ボルタレンはジクロフェナクナトリウムを、カロナールはアセトアミノフェンを主成分としています。
痛み止めには種類があります
- 非ステロイド性消炎鎮痛薬
- ステロイド性抗炎症薬
- プロスタグランジン製剤
- オピオイド
なにか難しそうな言葉がならんでいますが、歯科医が使用する痛み止めは1の非ステロイド性消炎鎮痛薬が多いです。
これはNonsteroid anti-inflammatory drugs : NSAIDs と略されることが多く、消炎症作用つまり痛いところの炎症をおさえる作用、鎮痛作用、痛みを取る作用、解熱作用、身体全体の熱を下がる作用など様々に効く特徴を持ち、リウマチ、頭痛、歯痛、外傷、術後痛、発熱に対し、医療現場ではよく使用されるお薬です。
痛い時は量を増やしても大丈夫?
正常範囲内で服用量を増やすことで効果が大きくなるお薬もありますが、NSAIDsに関して言えば、量が多いと効くということはなく、処方された通りの服用量はまもるべきです。
ロキソニンやボルタレンはNSAIDsというグループです。
また歯科で処方される痛み止めで多いのがカロナールです。
こちらは妊婦の方、喘息のある方などにお飲みになられても安全な薬であり、我々はケースに応じて処方する痛み止めを考えています。
今回は痛み止めについて書かせていただきました、痛くなったら嫌だから、痛くないけど早めに服用しておこう。このような服用をされている方もおられるかもしれませんが “くすり ” の逆は “リスク ” です。問題のない時に服用されることで、反対に胃を悪くしたりその他の症状がでる可能性もあるかもしれません。お薬はリスクを上回る利点があるときにだけ処方しなさいとよく指導されました。服用量や用法を守ることが大切であると思います。
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